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家の前には細く長い、一本の道がある。

君に会ったのは、アタシが13歳の時。

細い道の草が生い茂る、道の端っこに君を見つけたんだ。
君の目はブルーで真っ白なカワイイ子だった。    

独りでガタガタ震えてた。

”ミーミー"

小さい体で精一杯泣いて、一生懸命母親を呼んでいた。

”君はどこから来たの?”
今でも不思議だよ。

気がつけばいつも一緒に居たよね。

アタシがまだ、幼くてきっと君に痛い目にもあわせてしまったこと
もあったよね。
ゴメンね。
独りでゆっくり日向ぼっこしたかっただろうに。

一緒に遊んで、一緒に寝たね。

まだ、小さい君を片手に抱いて、スポイトでミルクをあげたことも覚えてる。
飲み方をいまいちつかめず苦しそうだったね。

心配で、眠るまで傍にいた。
15歳の頃、君は突然いなくなってしまったね。

アタシは必死に探したんだよ。
1年くらいして、隣の隣の家に居候してたことが発覚した。笑

本当に嬉しかった。
生きていることが嬉しかった。

それから半年してまた我が家へ戻ってきたね。

新聞の間とか、スリッパの中とか、タンスの上とか
へんな隙間で寝るのがすきだったね。

おでこをつけて寝るのも好きだったね。
いつか、鏡におでこをつけて寝ていたね。
その姿はとてもかわいかった。


そんな君は今、必死で戦ってるんだね。
痛みはあるの?
何も話せはしないけど、その目で分かるんだ。
なんて言ってるか。

瞼が閉じて、今はブルーな目さえ見えないよ。
何もできない自分はだた祈るだけ。
願うだけ。
今日の月はとても高くて。今日も寒いよ。
君は寒がりだからね。
温かくしないと。

君は、今日も頑張ってるんだね。

何を見ているの?
僕が見えてる?

僕との思い出は残っている?
僕のことがわかるのかな?

傍に行って、話しかけたい。
急に恐さが襲って来て、君が連れ去られてしまうんじゃないか。
って苦しくなるけど、

一番辛いのは君だよね。

”大丈夫だよ。”って、言ってあげたい。

昔みたいに、鳴いて。

また、ずぐに絶対会おうね。
だから、それまで絶対に負けないで。


すぐにいくから。

by xxRUAxx | 2010-01-25 22:29 | It's my Life

RUA成る日々…             【アメブロ開設しました★】            祝!! ワタクシ禁煙しました。
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